差積化2。

前回に続いて「差積化」についてなんだけど…

いや、まあ、その、ね、このブログも然りだ!

いつからスタートしたのかっつうと、2006年。

当時、長男が生まれたことで「食」について考えることが多くなる。

そのタイミングで食育の師匠・石原奈津子さんとご縁をいただき

「インターネットで発信したら…」なんてアドバイスを頂戴する。

ゴリゴリの「食」に関わる仕事だからとはいえ

「何を発信すれば…?」なんて手探りのままはじめた。

自社のオススメのアイテムを紹介しては?つっても

読む人は「そりゃあ、あんたはそう言うわな…」な気がするし、

そもそも通信簿「国語」が2とか3の私が文章を書くって…である。

さらに、そんな時間に余裕があるわけもなく、

仕事中に綴るのは、なんかね、サボってるような気がするし、

閉店後に誰もいないシーンってなった店でひとりカチャカチャと

パソコンとにらめっこ…眠たくなってくるし…

「カサッ」とか音すると、オバケいそうでなんか怖いし…

「もう、ぼちぼち辞めようかな」を何度も何度も繰り返す。

そんなええ加減な気持ちだから、次の日に読み返すと

何が言いたいねん!「てにをは」ひどいな!って反省しつつ

しんどい目して恥かくってなんやねん!って枕を濡らす。

それでも辞めなかったのは、店舗でリアルに声をいただくから。

「読んでるよ」「はよ更新してや」「うちを登場させぇ」などなど。

一番驚いたのは、意外にもめっちゃ楽しみにされている年配の女性が

車椅子に乗って娘さんに押してもらい、結構遠くからご来店されて

私と対面した瞬間、指をさして一言「あ、あんたか…」と。

娘さんから話を聞けば、どんな顔してんのか見たい言うから…って。

ご期待に添えた顔面だったのか明らかではないが、嬉しい限りである。

また、顧客密着型マルシェを目指すなかでお客様の顔と名前を覚える…

そんなことは当然ながら進めているんだけど、

んっ、あれっ、待てよ…私のことをどれだけ知ってもらっているのかな?

相手を知るだけの一方通行だけでは関係性なんて…と思えてきたからだ。

私がどんな人間なのかを知ってもらうのに、ちょうどええわ…

そんなことを胸にコツコツ積み上げてきて

そう、今回のブログで998話目になる。

これだけの量になってくると、私もすっかり丸裸だろう。

うーん、「日之出屋ってどんなお店?」という問いには

つまり、あれだ、簡単な話、「私を見てください!」なわけだから

えーっと、こんな感じのお店である、はい。

さて、17年ほど続けてきたとはいえ…途中、出店などで

会社そのものの運営が厳かったりするとブログどころではなく、

月に一度とか、更新がまったくできなかった時期もあったりで

続けたとは言えないかもしれないが…これだけは言いたい。

昔々、英彰小学校5・6年の担任をしてくれた奥〇先生へ。

修学旅行で行った鳥羽水族館にいるジュゴンが先生と同じ

「順子」って名前にいつまでも腑に落ちてなかったあの奥〇先生!

しつこいほど「継続は力なり!やで」と私に言ってくれたのに

「もう、なにがやねん!」なんて、当時は耳を貸さなかったが…

ごめんなさい!先生、ほんまやわ…である。

私は盲目であったのに、今は見える。

これからも続けていこうと思う。

2023/10/30

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  1. ヤッホー!もとちゃん…こんなのでも良いですか? より

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